2017年5月2日

クトゥルフ・ウォーズ(Cthulhu Wars)拡張の紹介(12)

この連載も12回目となりました。今回は第2期の追加マップである「セラエノの図書館マップ」について紹介します。

= セラエノ図書館マップ =
(Library at Celaeno Map $40)

牡牛座プレアデス星団の恒星セラエノ、その第四惑星にあるという図書館を舞台としたマップです。今まで惑星規模のマップばかりだったのに、図書館を舞台というのはいきなり狭苦しくなった感じですがセラエノ図書館ですし異次元に広がった巨大な規模があるのかもしれません。

セラエノ図書館上層階
セラエノ図書館下層階
セラエノ図書館のマップは「上層階(Upper Floor)」と「下層階(Lowwer Floor)」の二つに分かれていて両方を同時に使ってゲームをします。二つのマップは「吹き抜け階段」と「アーチ通路(異次元回廊)」でつながっています。

●ヒントカード

セラエノ図書館マップは最新のマップだけあって色々とギミックがあります。その追加ルールを簡単に参照できるようヒントカードが付属しています。

●図書館の魔道書(The Library Tome)

上層階の四つの図書室には独特な「図書室の魔道書」が置いてあります。その図書室にある門(ゲート)を支配しているプレイヤーはその魔道書を取得して能力を使えるようになります。


これらの魔道書は呪文書(Spellbokk)と同じ様に使うことができ特別な能力を与えてくれます。その内容は旧神の印を獲得したり、怪物を無料で召喚したり、敵からの戦闘を防いだりどれも強力なものです。

一旦入手すると図書室の門の支配権を失なったとしても魔道書を持ち続けることができますが、延滞していることになり図書館の司書の復讐対象になります。

●沈黙(Silence)トークンと苦悩(Agony)ダイス

毎ターン各プレイヤーに沈黙トークンが1枚づつ配られ、ターンごとに一回だけそれを使用できます。このトークンは以下で説明する守衛(Custodian)や司書(Librarian)を行動させたり、魔道書を追加発動するためなどに使います。

●守衛(Custodian)

図書館にいる守衛(Custodian)で沈黙トークンで誰でも行動させることができます。図書館を騒がしているやつら(要は敵勢力のユニット)を捕まえて地下牢へ放り込みます。対象となるユニット数は苦悩ダイスを振って決めます。

●司書(Librarian)

この大量の書物を抱えたユニットは図書館の司書(Librarian)で、同じく沈黙トークンで誰でも行動させることができます。このユニットは魔道書を延滞している勢力のところへやって来て魔道書を取り戻そうとします。返さなかった場合は殺されたり滅亡点を奪われたりします(借りた本を返さないやつには容赦無し)。こちらも対象の数は苦悩ダイスで決めます。

●図書館の門

「司書」と「守衛」のいる場所では新たに門(ゲート)を支配することができません。司書と守衛は図書館の中では無敵なようで攻撃をしかけることはできないので、沈黙トークンを使ってどこか別の場所へ移動させないといけません。邪神たちが大挙して押しかけて来て戦場にするとか、本好きとしてはこの図書館のことを本気で心配していたのですが、この司書と守衛の能力を見ていると大丈夫な気がします。

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■次回は第2期キックスターターのアップグレードについて紹介します。

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